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御前山   (萩原)
 (ごぜんやま)    (はぎわら)
1,646m
H11年7月17日
9時〜16時20分
岐阜県県萩原町
曇り
ツルリツルツル
もう嫌だ
 萩原町に入り益田総合庁舎の信号を右にUターン気味に進み、桜谷の右岸を走り川を渡って「縣神社(あがたじんじゃ)」を見ながら、民家の横を通り左に入って行く。

 狭くて頼り無い林道を進むが悪路が続き、新しく舗装された林道に出ると直ぐ林道を横切り山の中に細い道が続いていた。

 登山口迄1kmの標識に来たたが道路状態は酷く、 無理だと判断しここから歩く事にし、道路脇の広い場所に止め9時丁度に林道を歩き始めるが、カメラを家に置き忘れたのに気付く。

 15分程で登山口に着くと駐車スペース5〜6台で、車は1台も止まって無く入山は我々だけの様だ。

 木の橋を渡ると谷沿いに登山道が続き、谷の水量が多く騒がしいので静かな山歩きにならず梅雨の時期で特に多いようだが、岩がツルツルと滑り易い道が続き歩き難い。

 沢の流を右に左に木橋や岩を伝って登ると、所々橋が流されていたが沢幅が狭く通過に問題無かった。

 急登が続きそれに足元が悪く慎重に進むので疲れも倍増する様だ、苔がびっしり生え渓流は美しいが、暑くてそれどころでは無く汗が吹き出ている。

 五合目の案内に来て少し雑菌が心配だったが谷の水を飲んでみると冷たくて旨い!単独行の男性が来て追い抜いて行ったが、 山に入って初めて出会った登山者だった。

 8合目を過ぎると笹が出て来たが、歩くのには邪魔にならない程度しか生えていない、 振り返ると巨大な「屏風岩」が見え、足元が悪く下ばかり見ていて通り過ぎてしまっていた。

 谷を離れて笹の中を行くように変わると、尾根が近くなったようで初めて周囲が明るくなり、ヤマユリに迎えられ12時10分、一等三角点「御善山(ごぜんやま)」の有る山頂に着いた。
 (点の記は御前山の→漢字表記が「前」で無く「善」の字を使い「御善山」とされている)

 大岩が有り前に観音像が鎮座され、廻りにオダマキが咲く山頂は小広場の10人程度のスペースだ、大岩に登るも曇り空で御嶽山は全く見えず、ここは「御嶽山遥拝所」とされている山なので残念。

 昼食を取った後奥の少し降った所にお助け小屋が有り見に行ったが、梅雨時期のせいか湿っぽい感じがして、とても泊まる気にはならない様子だった。

 13時下山開始したが帰りは余計ツルツルと滑り悪戦苦闘の降りとなり、降りの苦手な妻のペースが一段と遅 い、何度も滑って転び「この山はもう来たく無い」と言うが、時期が悪い訳で梅雨時で無ければこんなに滑って歩き難くい事は無いと思う。

 16時登山口に戻るも時間も随分掛かり気分的に疲れた、下呂温泉「クアガーデン露天風呂」に入り、
ゆっくりして帰る。

 登山道沿いの谷は水量も多く立派で美しい、違う時期に登れば良い登山道だと思うが? 然し谷沿いの道は岩が多く梅雨時は滑り危険が伴うので避けた方が賢明だ。

  出会った花: ・ヤマユリ


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