24 | (くらいやま) 1,529m |
H11年6月12日
8時15分〜13時30分 岐阜県宮村 晴れ |
ワー! 牛が 追ってくる | |||||||||||
若い頃スキーを楽しんだモンデウススキー場に7時に着くも、
霧で「位山」は見えていない。
天気は良くなりそうなので、8時15分登り始める。 ゲレンデ右を適当に登って行くが、草が伸びていて登り難い。 どんどん登ると鉄線の柵が有り触れるとビリッと来る、 弱電流が流れている様子。 柵を潜って行くと背後に牛が追われて来て、 牧場の中の様で足元に牛の糞が有った。 牛よりこちらの登るペースは遅く、 牛がどんどん近くなるので焦って来る。 リフト近くに行き再度柵を潜ると、 登山道が有り牛と距離を保ち9時過ぎリフト終点に着いた。
ここ迄日陰が無く暑い!リフト内の日陰で休憩、 霞んでいて見晴らしは余り良く無いが空は晴れている。 この梅雨の時期は晴れても、眺望は殆ど得られ無い。 広場奥に木の段々が有り進むと林の中に入り、 直ぐ大岩が見られ「六綾鏡岩(ろくりょうかがみいわ)」と有った。 少しの登りで三等三角点「一ノ谷(いちのたに)」の有る「大奈山1,233m」に着くが、 やはり林の中で眺望は得られず。 ミズナラの大木が目立つ尾根道を行く、 針葉樹林帯に入ると平坦になりこれが結構長い。 虫が飛んでいて煩いが、この時期は仕方ないか! 所々岩を抱いた大木が見られるが、暗い感じの単調な道が続く。 やっと岩戸平に到着して大休止をする。 今日始めて二人連れに会う、「ダナ平林道」から登って来られたようだ。
サラサドウダンツツジの木が一杯見られるが花が少なくがっかり、 隔年に咲くのか? ドウダンツツジ林の平坦な道を行くと、 二階建ての東屋の立つ広場に着いた。 東屋に登りコンパスで山座同定の為地図を確認しようとしたが、 変な磁場が有るのか狂う。 前方に見えるのは昨年登った川上岳で、 その右手白山方面は見えていない。 奥の山頂に向かうと少しで、10時50分小広場の山頂に着いた。 林の中の山頂は山名標柱と三等三角点「位山」が有るが、 全く眺望は得られ無い。 丁度二人連れの登山者が居られたので、 お互い写真を撮り合い東家の有る広場に戻って行く。
4人グループが後から来て、 同じ様にここに来て昼食を食べ始めが狭いので一杯になった。 帰りはもう一度山頂に行き「天の泉」に回る、 山頂直下なのに水が湧いているのが不思議に思うが? 少し飲んでみたが、癖の無い良い水だ。 そのまま先に回り込んで天の岩戸に戻り、 登ってきたスキー場方面に降って行く。 スキー場近くに戻ると、 霞んでいたが正面「乗鞍岳」と右に「舟山」その奥「御嶽山」が見えていた。 条件さえ良ければ、ここはかなりの眺望が楽しめると思う場所。 スキー場左隅に登山道が付いていて降り、 林沿いの道をそのまま進むと登山口に戻る。
馬瀬川の奥に有る「美輝の湯」迄行き、温泉に入り汗を流し帰る。 この温泉は施設も充実し、 遠いが日帰り温泉としては岐阜県では一番のお勧めだと思う。 山の名前はこの山のイチイの木を笏(しゃく)=「束帯の時に威儀を正す為に用いた長さ1尺2寸 (約 40cm) の板状の物」の材料とし天智天応に献上した際、この木が一位の官位を賜った事から木は「イチイ」山は「位山」と呼ばれるようになったされる。(現在も献上は続けられている様だ) 暑くて虫が一杯で山の印象は余り良く無い、登った時期が悪かったのか? 梅雨時にしては大勢の人が登っていて、 又日本二百名山にも選定され良い山なのかもしれない。 ダナ林道を使えば短時間で登られるが、今回のコースは眺望と天の岩戸迄の林は楽しめる、 但し登り始めの牧場内は当然立ち入り禁止で、ゲレンデ右端の登山道を上がる事。 | ||||||||||||||
確認出来た山: ・川上岳 ・御嶽山 ・乗鞍岳 ・舟山 出会った花: ・サラサドウダン ・アカモノ |