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白草山
(しらくさやま)
1,641m
H11年5月8日
9時〜14時40分
岐阜県下呂町
晴れ
御嶽山が近くに
ドカンと見え
最高!
 国道41号白川で加子母方面に進み、 257号に出て舞台峠を過ぎると白草山の案内が有り入る。

 然しこの道は鞍掛峠の登山口へと気付き、 左の川沿いに町を突き当たる迄行き右の乗政に向かう。

 川沿いに走り集落を過ぎ林道を入ると、駐車場の有る黒谷林道分岐迄舗装道が続いて、駐車場は先客2台が止まり、準備をしていると2台続けて来たのでこれでほぼ一杯。

 9時車止めゲートを通り歩き始めた、 林道の長い歩きは左山で結構急斜面に付けられた道を行く。

尾根下の斜面から箱岩山
岩の多い「箱岩山」
 道は車も十分通れる状態だが一般車は入れ無いが、 眺望が良く新緑の山肌が美しいので林道歩きも余り苦になら無い。

 それでも長く未だかと思う頃林道に覆い被さる大岩に来て、 プレハブ小屋が見えた。

 林道終点広場に着くと木橋が有り、 「白草山登山道山頂まで2.7Km」の案内が見られる。

 橋を渡り左に谷を見ながら林の中岩の多い道を登り始めると、 直ぐ谷を離れ右に曲がりジグザグの急登となった。

 近くは植林が伐採された後の斜面で見通しは良く、 向かいに高森山が見えている。

 桧の植林帯の濃い緑と、自然林の芽吹いたばかりの 淡い緑のコントラストが見事だ。

 岩が多い箱岩山も見えるようになったが、 白草山は未だ見えて来ない。
尾根に上がると見えてくる「白草山」
なだらかな「白草山」

 スミレが咲き春だ!尾根に近くなるとショウジョウバカマも見られた。

 尾根に上がると笹が多く、 背丈の低い笹とドウダンツツジの間の尾根道を行く。

 大きな枯れ木が目立って来たが、何故これだけの本数が枯れるのか?

 この辺りから眺望が良くなり気持ちが良い、 ドウダンツツジは未だ咲いて無い。

 白草山が見え岩が三段に重なる「三ツ岩」に来て、 少しで岐阜と長野の県境鞍部に出る。

 左箱岩山の標識を見て直進し、 林を抜けると正面に御嶽山が雄大な姿を現した。

 少し霞んでいるが大きさに圧倒される。
「御嶽山」がびっくりするほど大きい
大きな「御嶽山」をバックに「白草山」山頂にて
 御嶽山を見ながら右になだらかな笹の道を行くと、 「白草山」山頂に着いた。

 周囲は笹に囲まれたなだらかな広場で、3組の登山者が休んでいる。

 春霞で眺望は今一だが近いせいか御嶽山・小秀山が素晴らしい、 ここには三角点は無い。

 鞍掛峠方面から登山者が来て賑やかになる、 昼食を取り三角点の有る箱岩山1,669mに向かう。

 先程の箱岩山への分岐に戻り右に、 湿地帯を過ぎ荒れた感じの登山道を一登りで下呂での最高点箱岩山に着いた。

 三等三角点「箱岩山」にタッチ、読み方は点の記が明治時代のもので振り仮名が無いが「はこいわやま」で良いと思うが!

 ここは林で御嶽山は見えないが、 立派な山容の萩原の「御前山1,646m」峰が正面に見えている。

「御前山」の形の良い姿を見れる
「御前山」をバックに「箱岩山」山頂にて
 ここから見ると御前山の方がこの山より高く見えるが、 この箱岩山は1,669mで標高は高い。

 帰りは一気に降り登山口に近い谷の沢に寄った。

 岩に苔がビッシリ付き渓流との調和が取れ、 美しい場所が有ったがフイルム切れで撮れず残念。

 林道でかがんでいる人に声を掛けると山ウドを取ってみえ、 気前良く分けて頂いた。

 14時40分車に戻る。

 帰る途中落差21mとされる乗政大滝を見に行ったが、 これは大したことは無かったが滝壺迄行けた。

 下呂温泉「クワガーデン露天風呂」で汗を流し帰る。

 この山は林道歩きが長いのが難点だが、 山頂から雄大な姿の御嶽山が近くで見え素晴らしい。

 鞍掛峠方面下の方の登山口からは、 林道歩きが無くここにこれそうで又登ろうと思う山だった。


     確認出来た山: ・御嶽山 ・小秀山 ・御前山

     出会った花: ・ショウジョウバカマ ・スミレ


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