20 | (みつもりやま) 1,100m |
H11年4月25日 11時10分〜14時 岐阜県岩村町 曇り時々晴れ |
日本カモシカ と にらめっこ | |||||||||||||
小さな鳥居が有り飾りが新しく、最近祭礼が有った様子。 幅広い立派な参道をジグザグに登って行くと、 緩やかな勾配で登り易い道が続いている。 三十三観音の石像が次々に出てくるが、 ずっと林の中で眺望は得られて無い。 暫く登ると松の凄い大木が有り、 赤松のせいか複雑で面白い樹形をしている。 七つに太い枝分かれし「七本松」と呼ばれる赤松は年数を経ていて、 見応えの有る立派な古木だ。 一汗搔いた頃鳥居が見えて三森神社に着いた、 登山道は真っ直ぐ山頂方面に続くが左の神社に入る。 神社の社は古くは無く又小さい建物だった。 左に展望台案内板が有り、200mを修正20mとされている。 やはり20m程で直ぐ展望台に着くと、 眺望が広がり岩村方面が一望の元だった。 見えている大円寺集落は、「日本一の農村風景」とされる。
遠過ぎるのか今日はすっきり見え無いのか、 ここから見る限り特別な物に見え無い? 神社の分岐に戻り奥の院・山頂方面に進むと、 ミツバツツジの紫の花が満開だがツツジの木の数は少ない。 暫らく尾根道を行くと「左奥の院」、 「右帝釈梵天及び山頂」の案内が有る所に来た。 左の奥の院に進むと道は狭い山腹を降り気味に進み、 軽く登り返すと小さな社が有る。 然し特に変わった石や物も無く、 場所も普通で何故ここに奥の院の社が置かれたのか? 眺望も全く開けて無いので直ぐ戻る。 山頂方面に進むとこの時期の山でよく見る、タムシバの白い花が咲いていた。
道は一部狭い所も有るが、殆ど平坦な道が続いている。
真っ直ぐにも登る道は有るが、案内標識に従い右に山腹を進んで行く。 少しで三十三番の石像が有り「左三角点」、右「帝釈梵天」の案内が見られる。 先に左三角点の三森山山頂に登って行った。 急だが直ぐ三等三角点「富田(とみた)」の有る山頂に着いた、 山名板は見られない。 誰も居ない山頂は余り広く無く、 東面が開けているが霞んでいて駄目だ。 平凡な山の景色が広がっているだけで見所は無い。 休憩後帝釈梵天に行ってみたが、 これもわざわざ見に行く事も無い普通の社が立つだけだった。
非常に歩き易い道は楽で下山は早い。 途中ずんぐり体型の日本カモシカにばったり遭遇するが、 直ぐ逃げて行か無い。 我々が止まっているとカモシカも動かずこちらを見ているが、 3m位の距離。 一向に動こうとしないので歩き始めると、さっと林の中に入って行った。 14時車に戻る。 大円寺の集落に入った所に、土筆(つくし)が一杯有り摘んで帰った。 この山は何か山歩きとしては、特長が無く印象に残らない。 然し赤松の大木は見事で一見の価値が有るが、 木に痛みが来ていて近い内に枯れないか心配だ。 | ||||||||||||||||
出会った花: ・タムシバ ・ミツバツツジ |