冠 山
(かんむりやま)
1,257m
H10年5月5日
9時30分〜13時
岐阜県藤橋村
曇り時々晴れ
特異な姿の
この山は
印象深い
 旧揖斐郡徳山村の廃村を抜けると冠山林道に入る、 道は展望が良く快適なドライブが楽しめた。
いかつい独特な形の「冠山」
「冠山」・・・下山後冠山峠にて撮影

 冠山峠に到着すると車で一杯で、15〜20台止まっている。

 20mくらい先に3台程度のスペースが有り、駐車出来た。

 大勢の人が来ていて、人気の山の様子!

 曇って冠山は見えて無い、登るかどうか迷っている登山者も居る。

 危険な山とわ思え無いので、取り敢えず登ってみる事にした。

 冠山峠の石碑の奥に、真っ直ぐの登山道が有り入ると、背丈の有る笹の間が広く切り開かれ登り易い道が続く。

 笹の中からゴソゴソ音がするので見ると、 人が潜り込んでネマガリタケを採っていた。

 笹の間の単調な同じ道が続き、少しで小さなコブの越前峠に着いたが見晴らしは得られ無い、直角に右に進むが分岐では無く道は明瞭に付いている。

越前峠より暫く入った辺りからの「冠山」
登山道より「冠山」

 緩やかな登りに変わり尾根をアップダウンの道で、 自然林の中の気持ちが良い山歩きとなった。

 正面新緑の間に冠山の鋭鋒が見えてきて、なかなか良い感じで聳えている!
蔓金梅 東石楠花
ツルキンバイ アズマシャクナゲ

 なだらかな登りが続いていると、 ツルキンバイ・イワカガミ・スミレその他色々な花が咲いていた。

 途中登山道脇で休んでいる女性から飴を貰い、 口にしたまま登って行く。
山頂から冠平
冠山山頂から冠平、奥に山は続く

 少しずつ登ってはいるが、急な登りは出て来なくて歩き易い。

 急に大きく開けた所に出て「冠平」に着いた、 広々として低い笹原と言った感じ。

 何時の間にかガスが晴れていて、 平坦な笹原の中多くの登山者が休んでいる。

 右側の壁の様に見えている急斜面の上が山頂の様子。

 多勢が登っているが、 ザックを置いて山頂に行く様であちらこちらにデポされている。

 当方余り重く無いザックでそのまま急登だが15分程で難無く登り切り、左に少しで山頂に着いた。

 6〜7人で一杯の小さなスペースで、 360度見渡す事が出来るが霞んでいて良く無い。
行きは雲の中で帰りは冠林道から「冠山」が見えた
冠山林道より「冠山」

 アズマシャクナゲが咲いている、 ここは人が一杯なので冠平に降り昼食とした。

 風が強く少し寒い、面白い事に山頂は風が無かったのだが?

 冠平散策するも笹だけで花は見られ無い、未だ時期が早い様子。

 冠平の中央に「遭難慰霊碑」が立っている、 危険な山とも思え無いのだが?

 冠平よりの出口が少し見付け難く、 ガスが出て出口が分ら無かったのが遭難の原因かもしれない。

 順調に下山し13時丁度冠山峠に戻る。

 帰りの冠山林道からも冠山の全景が見え、 根尾の「うすずみの湯」で汗を流し帰った。

 山容が特異で一見の価値が有る、 登山道も自然で簡単に登れる山としてお勧めだが可児から遠い!

   出会った花: ・コブシ ・イワウチワ ・リンドウ ・アズマシャクナゲ  ・ツルキンバイ


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