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萱原 (点名)
(かやはら)
629m
H22年12月23日
10時10分〜14時15分
岐阜県七宗町
晴れ時々曇り
”急峻な七宗の山は
  標高差の割りに
  登り応えが有る”
 七宗の山は「高屋」と「笹ヶタワ」に登り、 高屋は踏み跡を辿るルートファインディングが楽しめた。

 最近「ぶらり山旅」さんが高屋に近い「萱原」に登られ、 前半鉄塔巡視路を辿るがその先は面白いかも!

林道登山口、右に鉄塔指標
 道の駅「ロックガーデン七宗」を見て、 七宗橋信号をそのまま右に41号を進む。

 次の川並信号で左折し飛騨川と高山本線を渡ると突き当たり、 「飛水峡ロックガーデン・甌穴群」の看板を見て右折する。

 初めは広いが少しで狭い道になり、 踏み切りを渡り再度踏み切りを渡った。

 二つ目踏み切り手前に分岐が有り、 直進飛水峡ロックガーデンで広い公園が有る。

 なかなか見応え有る岩の芸術が見られ、 飛騨川沿いに下りられ楽しめる場所だ。

 右下にロックガーデンを見て進むと、「細尾谷林道」の標柱が有り左に入る、 この辺り2台程駐車可能な場所が有る。

 林道を進むと結構登り緩やかになると、 右の沢側に鉄塔指標が立ちここが登山口。

 この辺り道幅が有り他車の通行やすれ違いに邪魔にならないので駐車し、 10時10分沢に下りて行く。
沢に下りて行く 丸太三本の橋を渡る

 道は明瞭に付き太い丸太三本の橋に来た、 苔が付き滑るかと思ったが網が掛けて有り難無く通過。

 桧と杉の林でしかも深い谷間で暗い、 それに間伐した木が散乱し雑然とした感じだ。
桧が間伐され散乱状態 右岸に渡る

 狭い沢を渡り右岸を進むと「15・16」鉄塔指標が立ち、 沢から離れジグザグの急登が始り一気に高度を上げるが、 枝払いされた木屑が足元を埋め歩き難いし美しく無い。
杉林をジグザグに急登 尾根に上がり鉄塔指標15へ

 尾根の様な所に上がると鉄塔指標15は東側の谷を指している、 北にも踏み跡が有るが15に進む。

 倒木が有り左山で岩の狭い道となっている、 歩き難い所を過ぎ降って沢を渡ると鉄塔指標が立っていた。
倒木で狭い岩の所を通過 沢を渡ると鉄塔指標が立つ

 左山で南に進むと右側は急で深い谷だが道は明瞭に付き、 その先鉄製の橋が架けられ制限荷重150kgと書かれているが、 少し傾いているのでそっと通る。
杉林を行く 右側かなり急に落ちている

 その先急斜面でふらついて落ちたら、 ちょっと不味いと思う所も有るのでゆっくり進む。

 尾根に上がったら鉄塔指標が立っている、 左の13方面が山頂だが眺望はどうかと右15へ行ってみた。
傾いている橋を通過 飛騨川沿いの尾根に上がると鉄塔指標

 少し降ると鉄塔に来たが周囲樹木が囲み開けて無い、 元に戻り細尾根となった岩の多い道を進む。
15鉄塔は木立の中で眺望は無い 岩が出て来る細尾根を登る

 右手急な斜面なので木の無い所は大きく広がり、 眼下に飛騨川の流れと41号を走る車が望める。
飛騨川と41号が見えたが上に電線が入る

 近いので車の走る音が聞こえ騒がしいくらいだ、 その先14鉄塔分岐指標を通り明瞭な尾根筋を進む。
幅広くなった尾根道 大岩の際を通過・・振り返り撮る

 かなり大きな岩が見えてきて岩の際を通過、 少し先13鉄塔への指標が立っていて右に道が下っている。

 直進し登りに入ると尾根と左山の分岐に来た、 左山は赤い紐が付いてコブをトラバースする道の様だ。
13鉄塔への下り指標を通過 主尾根に上がる

 左山で進み尾根に合流し見上げると岩の急降下が見え、 危険と思えず尾根を通っても下りられそう。

登って来た方向に付いているダブルのテープ
 降ると正面は急で道が無く左山でトラバース道が付き、 少し進むと分岐に来たがテープは無い。

 右は左山で平坦だが尾根を行けば良いので左の急登を進むと、 道はジグザグ気味に登った。

 尾根に上がって突き当たり左から尾根が合流、 標高点604m少し下に着いた様で尾根左にも歩いた形跡が見られる。

 左は地形図で登山口に近い所迄尾根が降っているが、 道が有るのだろうか?

 登って来た近い木に赤テープが二つ有る、 確かに降って来ると登って来た尾根は90度左折だ。

 その先604mPと思う所も全く開けて無いので通過し、 降って行くと広々とした様子に変わる。

 暗部右手には人工的と思える四角な凹みが見られ、 広くなり踏み跡が定かで無くなった。
幅広くなった尾根を降下する 奥に長い「萱原」山頂

 然し正面に上って行くと叉分かり易くなり急登、 コブに上がると右から尾根が合流する。

 叉下り最後だと思う登りを行くと、 緩やかになり12時山頂に着いた。
山頂の木の間に「高屋」が覗く

 細長い山頂部の中央に三等三角点「萱原」が有るが、通過点の感じで山頂らしさは無く、 林の中で眺望も得られず、木の間に岩肌が目立つ「高屋」が見える程度。
三等三角点「萱原(かやはら)」 山頂奥も道は続く

 丁度昼時だが奥に開けた眺望が利く場所が有るかもしれない、 先に行ってみる事にした。

 急降下して行くが道は同じ様に付いていて、 暫くなだらかに進むと赤テープが時々見られる様になる。
「笹ヶタワ」の奥は雲の中

 次のコブに来ると右手少し開けて「笹ヶタワ」が見えていたが、 その先御嶽山方面は雲が厚く駄目だ。

右手に鋭角な山が見えていた
 コブに上がらず右山で通過、 その先広々とした所の右端を登ると右山で道が続く。

 この辺り踏み跡が分かり難いがテープは続き、 コブの先に来たが近くに鋭角の山が見えるだけだ。

 変化の無い様子が続き嫌になり戻る事にした、 それにしても休む良い場所が無い。

 林の中だが途中の少し日が入る所で昼食とした、 雲が出てきたらビューと強風が吹く。

 手がかじかむ程寒く我慢出来ず途中で切り上げ戻る、 山頂への上り返しが急で辛い。

 13時10分山頂を通過し、 次のコブを過ぎ広くなった道が少し不明瞭な林の中で残りを食べた。

 天気も回復し行きと同じ道で、 登って下る迄一度も迷う事無く14時15分車に戻る。

 林道入り口付近に2台程駐車可能で、 道の状態は良い方で普通車でも登山口迄入れると思う。

 眺望が大きく開けるのは最初の鉄塔15近くの細尾根を上がった付近の 飛騨川方面しか無く、上部でルートファインデイングを少し楽しめるが、 林も美しく無く山のお勧め度は低い。


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
出会った花:  無し


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