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笙ヶ岳
(しょうがだけ) 908m
養老山
(ようろうさん) 859m
H22年4月10日
8時10分〜16時10分
岐阜県大垣市上石津町
晴れ時々曇り
 ”笙ヶ岳は
美しい林が有り
  道も自然”
 養老山は11年前に、 三方山〜笹原峠〜養老山〜笹原峠〜あせび平〜林道で歩いている。

桜咲く滝上駐車場
 然し養老山系の最高峰「笙ヶ岳」は未登で、 養老公園から笙ヶ岳に登り忘れかけている養老山にも回ろうと出掛けた。

 多治見インターで入り大垣インターで下りて258号を南下、 サークルKの有る船附南の信号で右折し213号に進む。

 56号迄行き信号を左鋭角に左折し南下、 次の信号で右折し次の分岐を大悲閣(だいひかく)の右に入る。

 以前来た時も滝上駐車場に止めたが、 くねくねと狭い道を上がり駐車場に着いた。

 時間が未だ早く係員は居なくて、車も数台が止まっているだけ。

 8時10分先に滝へと駐車場奥に進み、 階段を下り遊歩道に合流して直ぐ誰も居ない養老の滝に来た。

 記憶では滝はもっと豪快に落ちていたのだが? 戻り掛けると単独女性が来たが服装から登山者では無い。
養老の滝 桜が混じった三方山(さんぽうざん)方面

 旅館の前を通り来た車道に出て、 少し戻った所の「養老山頂遊歩道・登山道入口」看板を見て入る。
林道に戻り案内看板方面に入る 舗装された林道を行く

 舗装林道を行き分岐で写真を撮っていると、後から3人連れの登山者が来て 左の三方山方面に向われた。
指標の立つ分岐左「三方山」右「アセビ平」 状態の良い地道の林道

 ここに指標が立ち、 「三方山2.0km90分、アセビ平(旧牧場)4.0km90分」と有る。

林道と分かれ神社に入る
 アセビ平の真直ぐに進むと林道は直ぐカーブし、 その先再び真直ぐに暫く進んで左カーブすると桜の咲く神社に来た。

 養老町観光協会のマップ「養老山頂遊歩道」に、 この神社の横から尾根を上がり林道の途中に出る道が書いて有る。

 尾根と書かれ正式コースで無いが、 道が有る(有った)と思われ登ってみよう。

 嫌な林道歩きが大幅にカット出来そうだ、 神社の右手に行くと物置が有り踏み跡が有る様に見られる。

 入ると狭い凸部に薄い踏み跡が上がっている、 然し潅木の小枝が少し煩く鉈目等道の合図は全く無い。

 直ぐ中央部が凹状の尾根が上に続いて、 歩き易そうな凹状の右側の突部を歩くが踏み跡は僅かだ。
神社の右手物置の横から山に 凹状の尾根の右側凸部が歩き易い

 荒れた尾根で登り難い、 左側凸部を見ても余計に駄目な様に見えるのでずっと右手を登って行く。

荒れた尾根を登るが藪状態では無い
 小枝が煩いのは入口だけで藪状態で無く、 テープも時々見られるが変わらず荒れ気味が続いている。

 地形図で見ても余り急な尾根で無いが、 ジグザグを切らず真直ぐ登って行くので結構きつく暑くなった。

 1枚脱いでいると、 ザックの上に置いたカメラが転がり谷に落ちてしまう。

 ここはなだらかな斜面だったので少し下で止り簡単に拾えた。

 急な深い谷では注意しないと取り返しの付か無い事になる。

 少しずつ急斜面になり、凹状尾根は明瞭で無くなって大岩が出てきた。

 変わらず尾根の右側斜面を登って行き、大きな岩にきたら登り難そう。

 左端に寄ってみると、薄いが人工的な道の様なのが見えている。
尾根左に人工的に思える道が出た 林道に上がる直ぐ手前のザレタ斜面

 黄色のテープも有り明らかに作られた道で、 少し行くと廃棄のゴロ石に木片が混じるザレタ斜面に来た。

 直ぐ上が林道の様で適当に登ると広場でベンチが2基有り、 目標の林道急カーブ地点に上がる。
ベンチの有る林道に上がった 黄色いキブシが咲く林道を進む

 標高差約180mの登りだったが、 歩き難い斜面が続いたせいか疲れた気がしベンチで休む。

 再び歩き始め林道を行くと黄色いキブシの花を見て、 その先左側土盛りの深い谷となってきた。
左側深い谷で土盛がされていた 地形図に有る林道分岐は通行止め

 谷を回り込み林道分岐に来た、地形図に有る分岐で直進「立ち入り禁ず」 の看板を見て右に曲がり、次のカーブ地点に叉林道が二又になっている、 地形図に無い林道だが赤い登山道の案内が立ち左に進む。

 左上にベンチが有るので叉も休憩するが今日は調子が良く無いのか?
地形図に無い林道分岐は赤い指標が立っている 指標の立つもみじ峠近道の分岐

 直ぐ先指標が立ち右斜面「もみじ峠」で、 「養老山頂遊歩道」に「古道・谷深い危険」としている。

 立っている指標は比較的新しく林道と分かれ右に入ると、 ジグザグに登り易い道が続いた。
登り易い道が続く 右手に「表山」が見えてきた

 この道は地形図に破線が入り尾根部を急登する様になっているが、 実際は左山で山腹を北西に進む。

 ジグザグは最初だけでずっと左山で右側木の間に表山見ながら行くと、 道が狭い急な斜面の所に来た。
右側急な斜面の狭い道 指標の立つもみじ峠に上がった

 ここが「養老山頂遊歩道」案内の谷深い危険と書かれた場所の様だ、 落ちたらかなり下迄滑落しそうだが山側にロープが張られ、 掴んで進めば落ち無い様にされている。

 10時に指標の立つもみじ峠に着くと、 大洞登山口・旧牧場の上に手書きの「←笙ヶ岳」案内が有った。
なだらかな良い道になった 美しい林が広がっている

 帰りは旧牧場方面に進む予定だが急な土留め階段が上がるのを見て、 笙ヶ岳方面になだらかな道を進む。

 降って行くと美しい林が見えてきた、 新緑が見たい雰囲気だが全く葉が出て無いのが惜しい。
沢沿いに降る 指標の立つ大洞登山口と笙ヶ岳分岐

 沢沿いに降ると少しずつ水が増えるがそれでも僅かの流れで、 もみじ峠と同じ園地に立つ指標に来た、真直ぐ「大洞登山口」来た方は 「もみじ峠」とされ、別に右方向「笙ヶ岳へ」の案内が付けて有る。
左側深い谷の狭い道 浅い谷を渡る

 右に入ると道は狭くなり左側急に谷へ落ち、 左手にカメラを持って歩いていたが落としたら不味い。

 腰に付けているカメラケースに収納し降りながら進むと、 沢が近くなり渡って今度は右山で登って行く。
ボタンネコノメソウ 今度は左側深い谷の狭い道

 右山で狭い道が続いているが、 その先右に回り込むと広くなり自然林の中のゆったりした感じになった。
南斜面ののんびりした道 シキミ

 道は軽く登っているが平坦に近く大木の立つ谷を回り込み、 炭焼き跡に来たらシキミの花が見られる。
1本だけ太い木が有った 炭焼き跡

 ずっと南面なのでのんびりしたムードの道が続いて、 岩が出て来ると右に曲がり谷に向った。

 一輪だけ咲いているカタクリを見ながら再び炭焼き跡の石積みを見て、 石灰岩の散らばる谷を登る。
岩が出てきた 小さな石灰岩が多い谷道

 岩も散在しているが小さい石コロと言うべきのが多い、 この状態もカレンフェルトと呼ぶのだろうか?

 茶色で矢印の形をした指標が立ち、 指標が指して無い左の西方面に薄い道が続いている様に見える。
茶色の矢印指標の所は微かに南にも道が 株立ちの林を行く

 迷い易いが笙ヶ岳の山腹を行く道が有るとされ、 その道だと思うが道幅は有るが踏み跡は極端に薄い。

男性はあっという間に見え無くなった
 殆ど歩かれて無い様に見え、 この山に精通した人かグループでないと避けた方が良さそうだ。

 株立ちの木が多いがクロモジだろうか芽吹いた時に見たい、 ここは緩やかだが登れ無い。

 最初の歩き難い斜面で足を使った為だろうか?

 たまらず岩に腰掛けて休む、 後から単独の男性が来たが突然見えて早い。

 「もう疲れました」と言うと、 「もう少しだから一緒に登りましょう」と誘われるが辞退。

 見ているとぐんぐん登られてやはり健脚だ、 こちらは何度も止りながら尾根に上がった。

 この谷は少し道が薄くテープが多い、 然し分岐の無い谷状を登るので間違える要素は少ないと思う。

 破れかけた手書きの指標が木に巻いて有り山頂の左に進むと、 明瞭で緩やかな登りの道だ。
尾根に上がった所の指標 山頂へ行く道も林の中

 下山の単独男性に会いその先、 11時15分四等三角点「笙ヶ岳」の有る小広場の山頂に着いた。
小広場の笙ヶ岳山頂 四等三角点「笙ヶ岳(しょうがたけ)」

 先程の登りで会った瑞浪からと言われる単独の男性が休んでいる山頂は、 東側が開けて山が見えている。

 瑞浪の男性が地図を出され確認すると、 格好良い姿の二つの山は右が「表山」左は「裏山」の様子。
左「裏山」、右「表山」・・・笙ヶ岳山頂にて

 両山共に自然林の山で良さそうだ、 表山は地形図破線が入っていて登れそうに思う。

笙ヶ岳反対側のコブから伊吹山
 表山から裏山間は藪と聞いているがどの程度だろうか、 出来れば今度両山に登ってみたい。

 男性と話をすると山のベテランで、 本格的な登山のトレーニングにここに来たとの事。

 養老山経由で下山と言われ「私も同じ予定」と言うと、 一緒に行きましょうと言われた。

 然し疲れているので、 「ここで昼食を取りながらゆっくりします」と辞退をする。

 気温は丁度良くゆっくりし12時下山開始。

 暗部迄降り向かいのコブに上がると、 山頂で見え無い伊吹山が望めたが霞んでいた。

 他の方面は全く見え無いので少しで暗部に戻り、 登って来た谷間を降って行く。

 若い二人の男性とその後こちらも若い男女のペアに会いながら降った。
もみじ峠から土留め階段の急登 登り切ると良い道

 12時50分もみじ峠に戻り、 笹原峠方面への土留め階段を行くが厳しい登りとなっている。

 牧場跡らしい平坦な林を抜けると林道に下降点のあせび平に来た、 指標が立ち真直ぐの笹原峠に向う。
広々とした牧場跡 笹原峠にはアップダウンが続く

 ここからは前に歩いた遊歩道で幅広く歩き易いが、 土留め階段のアップダウンが何度も出て来る。
こんな良い雰囲気の道も多い 笹原峠に着いた

 良い林の所が多いのが救いだが結構長い、 最後の降りで6人連れに会い13時50分笹原峠に着いた。

 やれやれとベンチに座って休む、 ここはもう少し開けていた印象を持っていたのだが?
小倉山に向う なだらかな丸いコブの小倉山

 小倉山に向うと最初は緩やかな土留め階段が続き、 その後背丈の有るがススキ?の間の平坦な道になる。
西面大きく広がるが完全に霞んでいた 小倉山に着いた

 3人連れに会いながら土留階段を登ると小倉山に来た、 丸テーブルとベンチが有りその奥に進む。
小倉山から登ってきた「笙ヶ岳」を望む、右の小さな山は「裏山」

 東屋に来て奥に入ると登った笙ヶ岳が右手に望め感慨が深い、 正面大きな山塊の霊仙山だが霞んでいた。
大きな山塊の「霊仙山」は霞んでいた

 養老山に向う、コブが三つ見えているが真ん中が養老山の様だが?
養老山に向う、山頂は中央左寄りのコブ? 林道に出会う

 降り緩やかに進むと林道に出る手前の登りになる、 疲れてゆっくり登ると瑞浪の男性が下りて来た。

 叉暫く話をし土留め階段を登り降りに入ると林道が見え、 ここ迄来れば山頂はもう直ぐの所に有る。
養老山頂の案内から右に上がる 小広場の「養老山」山頂

 少しのアップダウンで「養老山頂」の指標に来た、 真直ぐは川原越に続いている。

一等三角点「養老山」
 右に一登りで14時25分、 一等三角点「養老山(ようろうざん)」の有る山頂に着いた。
 (山名の読みは「ようろうさん」とされているが、 点の記は「さん=ざん」となっている)

 小広場の山頂は以前来た時笙ヶ岳と左に伊吹山が見えたが、 木が育ち見え無くなっている。

 見所は無いので少し休憩し、14時35分下山開始した。

 笹原峠に戻ると笙ヶ岳で出合った若い二人が登って来る。

 「やはりこちらえも回られたのですね」と言うと、 「今日2度目なんです」と返ってきた。

 様子から山岳会の先輩後輩で、 後輩と思われる方のみ重そうなザックを背負い、訓練をしていると思う。

15時10分指標の立つ笹原峠に戻り、 「三方山(さんぽうざん)」方面の右に降って行く。
三方山への分岐指標 三方山からも眺望が広がる

 三方山分岐から右に一登りで「三方山」に上がるが、 全く霞んでいて直ぐ戻りなだらかな道を進む。

 ベンチで単独男性がビールを飲んでいる、 岐阜から電車で来て三方山迄登ったが疲れて戻ったとの事。
三方山下は暫く良い道 バイカオウレン

 暫く話をさせていただいていると、 背後から単独の男性が降ってきて挨拶され通過される。

 岐阜の男性と別れ降って行く、 尾根から谷に下りる整備されたジグザグの道は記憶より急斜面だ。
急斜面をジグザグに下る 石積みの堰堤を見て沢を渡る

 崩れ気味な斜面で日頃の道の整備は大変だと思う、 谷に下り左に石積み堰堤の滝をを見て渡渉。

 堰堤は明治の初め砂防の父と称される、オランダ人技師ヨハネス・デ・レーケ の指導により作られ、養老山地「羽根谷だんだん公園」に、 国の登録有形文化財指定の大掛かりな石積み堰堤が有る。

 水面と飛び石の差が余り無いが水量が多い時靴を履いたまま渡れる? 林道に上がり16時10分戻った。
桜咲く養老公園を見下ろす・・園内に寄らず帰る

 神社横から尾根を上がったが、荒れて道は悪く見所も無いのでお勧め出来無い、 もみじ峠への古道を使っての近道は歩き易い、 狭い所は要注意だがロープを掴み進めば安全だと思う。

 笙ヶ岳の自然林は新緑や紅葉の時楽しめそうだ、 道の狭い所が有るが自然を感じられ好感が持てる。

 滝上駐車場は平日500円、土・日1000円となっていて、 一般の駐車場に比べ高い。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  出会った花:  ・キブシ ・ボタンネコノメソウ ・シキミ ・アセビ ・バイカオウレン


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