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池田山
(いけだやま)
924m
H22年3月30日
岐阜県揖斐郡
晴れ時々曇り
”なだらかな山頂部は
  道路は走るが
 変化は有り楽しめる”
 池田山は以前車で上がって山頂を踏んでいるが、何時かは歩いて登ろうと思っていた。

 登山口の霞間ヶ渓(かまがたに)は桜の名所として知られ、 そろそろ咲いている時期で行く事にする。

桜咲く登山口近くの道路際に駐車可能
 中央道多治見ICで入り名神大垣ICで下り、 池田町を目指すが大垣の町を抜けるのに時間が掛かった。

 417号下八幡広海橋の信号で左折、 53号で池田温泉へ行き「霞間ヶ渓」の案内を見て右折池田山の道に入る。

 舗装の良い道を進むと霞間ヶ渓に来たが道路脇の駐車スペースは空いて無い、  通過して下の駐車場に回ろうとした時、1台だけ空いていて止められた。

 桜には早く3分咲き程度、 登山口は何処と見渡すも山歩きの人は見られ無い。

 丸いトイレの方に歩き始め、時間を見ようとしたら携帯電話が無く家に忘れて来た様だ、 最近は腕時計をしないので時間が分から無い、 山歩きとして時計無しは不味いので止めるべきか?

 然しこの山は山頂部は以前来ていて、 下からは東海自然歩道の筈で道は明瞭だと思い登る事にする。
円形トイレの直ぐ近くが登山口 登山口に立つ指標

 円形のトイレの南側に道が上がって、入口に「池田の森3.8km・池田山5.8km」の案内が有り、 土留階段の幅広いなだらかな道を、桜と芽吹いた新緑のコラボを見ながら登って行く。
なだらかな道に土留め階段 少し登るとベンチが有る

 林に入ると直ぐテーブル付きベンチが2基有り、 覚悟はしていたが登山道は手が入っていそうだ。

 指標が有り「焼石神社(やけいしじんじゃ)」120分と有る、 時計が無く到着時間が分から無い。
焼石神社迄のタイムが書かれている 幅広い遊歩道が続く

 下から単独の男性が登ってきたので、待って現在時間を聞く事にする。

途中にもテーブル付きベンチが有る
 「今何時ですか」と尋ねると、 「各務原アルプスで会った方でないですか」と言われた。

 昨年末「須衛・向山」に登った時会った男性だ、 こんなに早くに再会するとはびっくり!

 10時30分と言われ、 仕事で面白く無い事が有り気分転換に会社を休み山に来たとの事。

 色々話をしながら登って行くが健脚で、 暫く同行したがペースが合わず先に行って頂く。

 道は石が有るので歩き難いが道幅が広いので登り易い、 然し多少緩急が有る位で単調だ。

 単独の男性が居て「山頂迄後どの位」と聞かれたが、 「初めてなので分から無い」と答える。

 地形図を見ても特に急になったり、 なだらかになる斜面は無く現在地の特定が難しい道。

 先に男女のペアと単独男性二人が行ったそうで、 67歳と言われたが早く登れ無く残念そうだった。
急になり土留め階段が続く 車道に出た

 「お先に」と進むと急な土留め階段となり、 汗を掻き乍登ると右手に能郷白山だと思う山が見えている。

 降りて来た単独の男性に会って直ぐ舗装の道に上がると、 右後が広場となっていて東屋が見えていた。
右手に東屋が見られる 車道向かいに遊歩道は続く

 向かい側に指標が立ち遊歩道が続き、 右手にトイレを見ながら車道を横断し入って行くと、 直ぐ車道に出て横断し続く遊歩道に入り、 分岐に来て山頂方面の右に進むが左は「眺望の丘」。

 入ると尾根に出て両側ベンチの有る広々とした所に来た、 少し進むと右に鉄でコの字の柵?が有る。
眺望の丘近くの広々とした尾根を進む 車道に出て直ぐ先左の林道へ

 分岐となっていて真直ぐはコブに上がって行き、 左は車道に出そうだが踏み跡の濃い左に進んだ。

 降り車道に出て少し先カーブミラーと何も書かれて無い格子の看板?が有り、 左に林道が行っている。
焼石神社の指標が立ち右に 急な土留め階段を上がる

 林道を少し入ると焼石神社の指標が立ち、その先右鋭角に土留め階段の道が上がって 入ると左側眺望が得られ霊仙山方面が見えているが霞んでいる、 なだらかになり車道のカーブ地点に出た。
山道に近くなった 林道に出てカーブし再度山に入った

 車道を左から右にカーブし曲がった所に指標が有り、 叉遊歩道に入り登ると1件の建物の横を通る。
1軒の建物の横を通過 車道を横切り向かいの道に入る

 木の間に御嶽山を見ながら車道のカーブ地点に行くと、 向かいに道が有り遊歩道が続いていた。

 少しで道路際に来て焼石神社の指標で右に入ると、 直ぐ鳥居と灯篭が立ち石積みの上に社が有る。
道路に出ないで焼石神社の右へ 焼石神社に着いた

 参拝し眺望は余り得られ無いので右奥に進むと、道が続いていて少し進むと車道に上がった、 奥に東屋と公園が見え車道を行くと、公園は「池田の森」とされ奥が平坦な広場。
池田の森入口 左に見えている展望台

 入ると広い園地となっていて正面に真っ白な白山が見え、 右手は大きく広がり眺望抜群の場所だ。
池田の森から白山

 奥はハンググライダー・パラグライダーの発進地で、 急斜面が作られている。
ハンググライダー発進地から微かに御嶽山

 入口車道の方に展望台が見えていて行ってみたら、 下の建物の上には入れたが櫓の上には登れ無い、 建物の上から霊仙山や養老山系の山並みが見えているが、この方面は霞んでいた。

 戻り池田の森看板の所から登ると、 右手電波塔が有り道から分かれ上がると白山が見えている。
最初の電波塔から左「能郷白山」と右「白山」

白山アップ

 下の集落迄見通せて良いビューポイントだ、 山並みは左際の能郷白山迄見えていた。
能郷白山近くの山は小津三山だと思う

 尾根芯に道が付きなだらかで散歩道の感じ、 次の電波塔に来て右に入るが眺望は先程の方が良さそう。
二つ目の電波塔 この辺り雰囲気の良いなだらかな道

 緩やかに降って行くと車道に出る、 広場となっていて作業車が何台も止っているが人は見掛け無い。
作業車が多く止っていた広場 東屋の背後から入って行く

 その先東屋の所に遊歩道が続き、 入ると少し雪が残り道はぬかるみ気味となっていた。
道路際の道を進む 建物の上に伊吹山が見えている

 車道際を歩き左側線が張られ農園の感じを見て軽く登ると、 左に格好良い形で伊吹山が見えている。
「伊吹山」、 これが見られただけでも来た甲斐が有る

 素晴らしい景観だ、 直ぐ下には1軒の建物が立ち降ってみると「山菜園森の駅」となっていた。

 以前車で来た時ここに駐車し山頂に歩いたと思う、 店が有ったのは記憶有るがこの建物だったのか?
左から養老山地、中は烏帽子岳・三国岳・尾池岳の山塊、一番右霊仙山

 どうも違う気がする、 店は閉まっているがシーズンオフなのかそれとも閉店したのかもしれない。

森の駅向かいから入る
 前が広場となっていてここからは全く遮る物が無く伊吹山が見られる、 以前は周囲木立に囲まれていた記憶なのだが?

 車道の向かいに登り口が有り入ると、 最初に出会った若い男性が降って来たがやはり早い。

 「山頂はどうでした」と聞くと、 「眺望は悪く展望台を作った意味が無い」と言われる。

 直ぐ上に伊吹山が見えるポイントが有ると、教えて頂いて別れた。

 少し登ると分岐が有るので、眺望が良いかと右山の左へ入ってみる。

 笹竹が少し邪魔をしているし眺望は得られず、今は余り歩かれて無い様だ。

 自然に尾根筋に上がり先程見送った道に合流、 右手ベンチが作られ木の間から伊吹山が見えている。
森の駅から山頂へ少し登ったベンチ場から伊吹山

 木は邪魔する程密集して無いので、 逆に良いアクセントになりここからの眺望も素晴らしい。

 なだらかな尾根道を進むが歩き易い道なので距離が稼げ、 左へ尾根が派生しているコブに来た。
なだらかな歩き易い尾根道 鉄塔巡視路の分岐は大きな池田山看板

 鉄塔指標と「池田山山頂→」の看板が立ち、 右に曲がると狭い道に変わり少し雪が残る所を通過。
東屋と大きな展望台が見えてきた 二等三角点「池田山(いけだやま)」

 緩やかな登りになると東屋と奥に立派な展望台が見えてきて、 誰もいない「池田山」山頂に着いた。

歩いてきた二つの電波塔方面
 見覚えの有る「池田山頂上」の大きくて立派な石柱が立ち、 横には国土地理院の標柱と二等三角点「池田山」が有る。

 山頂は切り開かれ、 大きな展望台が立っていても未だ広々とした感じだ。

 前に来た時は笹や潅木の中の狭い空間の記憶で、 全く変わっているのにびっくりする。

 早速展望台に上がったが良く見えるのは東方面だけで、 御嶽山と南アルプスが霞んではいるが何とか確認出来た。

 樹間に伊吹山とその右三周ヶ岳方面の山と、 能郷白山との間に一段と白い山が見えているが金草岳や冠山だろうか?

 能郷白山は木の間にしか見え無く先程通過した電波塔辺りの方が眺望は良い、 展望台を作った後木の成長で駄目になった様子。
薄っすら御嶽山と南アルプスが見えていた

 展望台は日が当り暖かいので、 階段に腰掛けてゆっくり昼食を取るが誰も登って来なかった。
伊吹山の右なのでブンゲン・貝月山方面だが同定出来無い

 歩き易い道なので降りは早い、 あっという間に森の駅近くに戻り再度伊吹山の眺望を楽しむ。

霞間ヶ渓の桜
 眺望の丘では遠回りしてみたが、養老方面霞んでいて駄目だった。

 池田の森で車で上がった家族が楽しんでいるのを見て、 一気に降ると下の方のベンチに単独の男性が休んでいる。

 出会った方で無く話し掛けると「今日はここで帰る」と言われ、 未だ車道に上がる迄の中間より下の場所だと思う。

 筋力保持の為少し登ろうと出て来たとの事、 一緒に下り登山口近くで朝会った76歳の単独の男性に追い着いた。

 焼石神社迄行ったと言われた、 そこから直ぐの池田の森迄足を伸ばせば眺望が得られたのだが。

 桜の写真を撮ろうと霞間ヶ渓に入ってみたが、 老木が多く叉花も咲き初めだったせいか今一だった。

 霞間ヶ渓から頂上部林道出会い迄同じ様な登りが続き単調だが、 その後は色々出て来て楽しめる。

 山頂部迄車で上がれ山に登った感は薄れるが、 眺望に恵まれマイナス分を消すだけの物は有ると思う。


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本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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 出会った花:  ソメイイヨシノ



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