315 | (ほんぐうさん) 789m |
H22年3月11日 8時45分〜13時10分 愛知県 豊川市 晴れ時々曇り |
”山頂は天測点と 巨大なアンテナ群 車が駐車していた” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
雪模様の日が続き北から西の方面は雪が有りそう、雪の無さそうな三河の
本宮山に行ってみよう。
中央道多治見ICで入り、 土岐JCT〜東海環状〜豊田JCT〜東名の豊川ICで降りた。 151号を北に進み「砥鹿神社(とがじんじゃ)」信号に来る、 ここの神社は本宮山山頂に建つ砥鹿神社の里宮。 この先三つ目の信号で左折し飯田線を通過、 東三河専門学校を見ながら西原の信号迄走る。 信号を右折し21号を進み二つ目の信号に来ると、 左側に大駐車場の有る「ふるさと自然の道ウオーキングセンター」に来た。
先に進み左側未舗装の駐車場に来たが空きが無い、 戻り掛けると1台が出て直ぐ止められた。 御夫婦と思われるお二人が歩き始めたのを見ながら、 その後を追う様に8時50分先の鳥居を目指し歩き始める。 前方から一人戻って来た、 空身だがストックを持ち登られた様だが時間が早い。 日課にされている方なのか?、 舗装道と別れ右の鳥居を潜るとなだらかだが幅広い土留め階段の道が続いていた。 階段が終わると平坦な道となり良く踏み固められ、 大勢の人に歩かれているのが分かる。 背後から単独の男性が来たと思ったら、 あっという間に追い付かれて先に進まれた。
登山道脇に〇丁目と彫った太い石柱が有り、 数字が上がって行き奥宮迄幾つかに分けて立つ様子。
新しいのが多いが時々古い石柱が有り、 かなり前に作られた様でこの神社の信仰の深さが分かる。
道は変わらず広く時々少し急になったりするが、 全般的になだらかな登りが続く。 古い丸太ベンチの有る「鶯峠」に来た、 西南方面が開けているが霞んでいて良く分から無い。
自然林の平坦な道となり気持ちが良い、 然し皆さん速く同年代か年上と思うが何人もが抜いて行かれる、この辺りに 四等三角点「東上」が有ると思って進むと、桧林となった先ベンチの所に上がった。
先に林道が見えているので三角点は通り過ぎている筈だ、 東面開けているので初めての休憩を取る。 男性が居て三角錐の山は「吉祥山(きちじょうさん)382m」で、 眺望が良い山と教えて頂いた。
林道の直ぐ先分岐で右の林道は車止め、 左は本宮山登山道の指標が有り急な土留め階段が続く。
登り切ると「見返り峠」で先に「馬背岩」と有り、 ニ六丁〜ニ七丁に露出する巨岩となっていた、 確かに大岩が続き少し険しい登りの所も有ったが、危険と言う程では無いと思う。
時計が付けられた東屋が有り道から外れ寄ってみた、 南西方面開け僅かに海らしいのが見えている。 時々に降りて来る人に会うが、 それより抜いて行かれる方が多いが単独の方ばかりで常連さんの様だ。
叉軽いアップダウンの平坦な道となったが、先に石段と鳥居が見えてきた、 真直ぐに石段を登って行き鳥居を潜ると結構険しい地形となって来る。
少しで林道に出ると、 山側が崩れ「落石の危険、谷側を歩いて下さい」と注意看板が立っていた。 林道を歩くと少し先色んな看板が立ち、如何にも参道らしい石段の道が 右手に上がっている、林道方面「国見岩」と有り眺望が得られそうだが、 今日は霞んでいるし林道は歩きたく無い。
杉木立を進み「御清水場」に来た、 大木が倒れ完全に塞いでいるが樋が付き使える様にして有る。 本来の道は通行禁止で迂回道が作られているが、 かなり泥濘んでいた。
杉の大木の中石段が続いて一歩一歩神殿に近づく雰囲気は、 当時はさぞ気分が高揚した事だと思う。
神域らしく「天の磐座(あまのいわくら)」と、 先には健脚の守護神を祭った「荒羽々気(あらはばき)神社」が有った。 ずっと続いた石柱は50丁目が最終で、広い石畳を通り10時35分 「砥鹿神社本宮」に着く。 拝殿の前は余り広く無いが、 石畳が敷かれ横に授与所が有り神官さんが居られる。 神官さんに見られながら参拝し、 右に進むと富士山遥拝所の立札が有り少し開けていている。 男性が居て見えますかと尋ねると「僅かに」と言われる、 上の部分だけ微かに見えていた。 カメラで撮ったがやはり写真にならず、 直ぐ先社務所が有り前に杉の大木が聳えている。
回り込むと「御神木」と書かれ、 下から枝分かれした大木で見慣れた一本のと違い新鮮味が有った。 御神木の横に「車両祓所」と有り、御祓いの車ならここ迄入る事が出来、 平坦な広々とした所で山頂部らしさは無く、 先に大鳥居が見え奥の鳥居は真っ赤で新しそう。
鳥居の先は一段と大きな広場で、 右手に東屋と先にはアンテナが見られる。 アンテナの立つコブには狭い道が上がっているが、 左に車道を降り途中右の赤い橋方面に入った。
橋は「とがほどうきょう」と有り本宮山スカイラインを跨いでいた、 少し雪が舞い始め左にカーブすると幅広い真直ぐの登りが続き、 上には色々な電波塔が見えている。
余り急には見えないが疲れが有り結構辛い登りだ、 休みながら登って行く。 11時丁度に登り切ると巨大な建造物が有り、 車が何台も駐車されている「本宮山」山頂に着いた。 少し傾いた八角柱の天測点が立っている、 郡上の大洞山で撤去跡を見ているだけで実物は初めて。 (天測点とは国土地理院が地理上の地点天文測量における 経緯度測量の差異を調べる目的で全国の一等三角点の本点に設置したもの)
想像していたより大きく立派な物だ、 横に石や瓦礫が積まれていて美的に感心しない。
大きな建造物や金網等人工物に加え、 車も駐車していて山の上の雰囲気としては良く無い。 眺望も突き出たピークでは無いので一部が開けているだけだ、 東から南にかけて金網の際に丸太ベンチが幾つも有る。 一段下にも手作りのベンチが並んでいて、 そちらの方が風を受け無い場所で暖かそうだ。 男性二人が居て一人は富士山遥拝所で会った方で、 近くに座り話をしながら昼食とした。 遠くは一部しか見えないが、 砥鹿神社の森の広々とした景色を眺め乍休める場所となっている。 暫くすると次から次に登山者がやってきた、 この方と皆さん挨拶をされるので常連の方達だ。
登って来る人に会いながら降るが、 先行されている男性は足の運びがスムースで早い。 色々な山に行って見えるので山談議をしながら、 馬ノ背岩近くに来てこの下に有る三角点の話をするとご存じ無かった。 注意をしながら降るが無く林道に出て、 男性も一緒に林道を進むと道際に 四等三角点「東上」がコンクリートに囲まれて有る。 丸い金属プレートが埋め込まれた新しいタイプの三角点で、 林道工事をした時に古いのを撤去し新規に設置したと思う。 戻りかけると男性が先に道が有ると言われ、 そうだ登って来た時鉄塔巡視路指標が有った。 林道を少し進むと鉄塔指標が立ち左に進むと、 やはり登る時に見た正規の登山道の場所に下りる。
妻からメールで「恵那方面雪だが大丈夫」と聞いてきたので、 「ちらついた程度」と返す。 その間に男性が見えなくなり、 13時10分駐車場に戻る迄に追い着けづずお礼が言え無かった。 由緒有る神社の参道で歩き易く作られ登り易いが、山頂に着くと 道路や巨大アンテナで自然観は乏しく、見晴しも今日は霞んでいて余計印象が悪いのか、 余り眺望に優れた山と思え無いのだが! 他に「くらがり渓谷ルート」等色々登山道が有るが、 もう一度登る気になるだろうか?
出会った花: ・アセビ ・ヤブツバキ
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