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天蓋山
(てんがいざん)
1,527m
H21年10月22日
10時30分〜14時30分
岐阜県飛騨市神岡町
晴れ
 ”360度の大展望
 中でも北アルプスは
   見応え十分”
 天気が良さそうで眺望が良いとされる天蓋山に行ってみよう、紅葉も楽しめるかもしれない、 山の形が仏像の頭上に翳す衣笠に似て山名が付いたとされるが、 撮られた山容の写真を見た事が無いが?

 6時40分家を出て御嵩インターで東海環状に入り、 美濃関Jctから東海北陸自動車道を北上する。

食事の出来る「夕顔の駅」
 飛騨清見ICで中部縦貫自動車道に進み、 高山ICで出て41号に入り左折した。

 十三墓(じゅうさんぼ)峠を通る76号を走り471号に入り左折、 直ぐコンビニ手前を右折、双六川(すごろくがわ)沿いに上がり山吹峠を目指す。

 途中分岐は有ったが左に取りぐんぐん高度を上げて行く、 道は幅広で非常に良い。

 なだらかになり峠を過ぎ下ると、 右手牧場の柵が続き白樺林の長閑な風景が見えてきた。

 その先右手「夕顔の駅」と大きく書かれた店に来ると、 左側にキャンプ場が広がっている。

 真っ直ぐ伸びるキャンプ場への道直ぐに踏切りゲートが作られているが、 上がっていて通過可能。

 然し右手に「登山者駐車場」案内が有りキャンプ場に入らず止めた、 1台車が有るが人は見当たら無い。

 軽い朝食を取っていると1台の車がキャンプ場に走って行き、登山の準備をしている とカメラが無く座席の下を見るも見当たらず家に忘れた様だ。
真っ直ぐキャンプ場、直ぐ右登山者駐車場 古民家

 天気は上々で眺望が期待出来そうなのに、 がっくり気落ちしながら9時30分歩き始める。

 携帯は持っているが写真を撮った事が無くメニューから「写真ビデオ」を選ぶと 「写真撮影」が出た、一応撮りながら歩くが容量が小さいので ホームページに載せるクリアな写真が撮れるのか?

 右手に移築と思う古民家を見て舗装した真っ直ぐの道を進む、 両側はキャンプ場の施設が広がっている。
両側背丈の有る木が見られる 土手に突き当たる手前左にトイレ

 奥に入ると背丈の有る木の間を通過し、 突き当たり土手が見えて来ると左にトイレが有った。

 左に曲がり橋を渡りキャンプ場の炊事場に来ると、 矢印の付く「天蓋山登山道」の案内が有る。
橋を渡り炊事場へ行く 土手の上はグランドで駐車して有った

 右に進むとグランドが見えキャンプファイヤー等を楽しむ為の物の様だ、 ここに1台駐車して有り、その先背丈の有る広々とした気持ちの良い林に入ると、 幅広く凹凸の無い道となった。
天蓋山登山道の案内が掛かる炊事場 広々とした気持ち良い林に入る

 少し入ると泥濘となっていて、 その先沢沿いになるが水の量は少なく渓流と言う程では無い。

 暫く進むと沢から離れ左の尾根に急登し、 割と狭そうな尾根に上がり少しで叉沢に下りた。
沢沿いに進む 林の中にしっかりした道

 沢沿いに登って行くが、この辺り初夏には花が咲いてそうな気がする。

綺麗な紅葉が見えてきた
 急斜面をジグザグに登り再度尾根に上がる、 最初の内は早いと思った紅葉が綺麗になった。

 急な登りになり一気に高度を上げて行く、 苦しいが美しい紅葉を何度も留って楽しむ。

 前回の籾糠山は黄葉が素晴らしかったが、 この山は赤の紅葉が見られる。

 背後に雪を被った山が見えているが薬師岳の様で、 単独の男性が下りて来たのでお聞きするとやはり薬師と言われた。

 眺望が広がり薬師岳の右には北ノ俣岳と黒部五郎岳が見えていて、 反対側は山頂方面の山肌の紅葉が美しい。

 山頂は左のコブの様だ、 休憩後緩やかに降って行き登りに入ると紅葉が出て来た。

 なだらかになると平らな小スペースに来て、 ここが「雀平(すずめだいら)」と呼ばれる場所だと思う。
雀平から北アルプス・・右端が黒部五郎岳 山頂方面の紅葉・・コブが山頂

 再度降り急登少しで11時40分中央に、 標柱と山名入り木製のベンチが有る「天蓋山」山頂に着いた。
紅葉の中を山頂に向う 「天蓋山」山頂

 山名が入っているのでベンチでは無いのか?その中に二等三角点 「廿五山(にじゅうごさん)」が有り、ぐるり360度の眺望が得られる山頂は、 ほぼ平らで結構広いが誰も居無い。
山頂の二等三角点「廿五山(にじゅうごさん)」 山名が書いて有るがベンチ兼用だと思う

 点名の由来は色々な山が望めるので、 「廿五山(にじゅうごさん)」と付けられたと考えるのだが?
紅葉の先に北アルプス 大日岳・剣岳・立山
薬師岳・北ノ俣岳 黒部五郎岳

 槍ヶ岳・笠ヶ岳方面は少し樹木に遮られるが位置を変えれば見られ、 他は全く遮る物は無い大展望だ。
槍ヶ岳・笠ヶ岳 焼岳(中央右手)

 北の端に大日岳その右に三角錐の剣岳、 凹凸の立山連峰と薬師岳・北ノ俣岳・黒部五郎岳と続いている。
槍ヶ岳 笠ヶ岳

 その右少し木が邪魔する間に槍ヶ岳と笠ヶ岳、 明瞭で無い奥穂高岳の山塊の右の山の色が違うのは焼岳。

 光の関係か黒くしか見えないのっぺりした乗鞍岳と御嶽山、 右に御前山と川上岳と思う山が二山続く。

乗鞍岳・御嶽山
 神岡の町の先遠く霞んでいるのが白山だ、 こんなにぐるり眺望が広がる山とは!

 一番は近いせいか槍ヶ岳・笠ヶ岳が見応えが有る、 カメラを忘れたのが残念でなら無い。

 登り始めに食べて食欲が無い、 御嶽山の見える南垂れ斜面が暖かくザックを枕に寝転んだ。

 暫くすると女性二人が到着した、 富山からと言われ何度もこの山に登りに来ているとの事。

 登山道も良いしこの山頂の眺望は得難い物が有り、 度々通うのも分かる。

 女性に携帯電話のカメラでズームが出来るか教えて頂き、 撮ったが画像が乱れて余り良く無さそうだ。

 3人連れが登ってきて賑やかになった、13時丁度に下山開始する。

 未だ登って来る人に会いながら、 午後の日射しで美しくなった紅葉を楽しみ乍ゆっくり降って行った。
木の枝の間に槍ヶ岳と笠ヶ岳 薬師岳を見ながら紅葉の中を降る
紅葉 紅葉
紅葉 紅葉

 やはり紅葉は午後の方が良く映え美しい、14時30分車に戻る。

 帰りの車中から見た深い双六渓谷に落ち込む山の斜面の紅葉は、 あっけに取られる程美しかった、植林が進む前の日本の秋は、 錦秋の園だっただろうなと思いながら帰途に就く。

 遠いが山は手軽に登られる上に眺望に優れ、 北アルプスが冠雪した澄んだ時にお勧めの山だと思う。

 携帯電話のカメラにデジカメモードが有るのも知らず、 普通モードで撮り実際が伝わら無く情けない。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
(クリックしますと元のサイズで表示、赤破線は正確ではありません)
  出会った花:  無し


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