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城台山
(じょうだいさん)223m
城ヶ峰 (揖斐)
(じょうがみね)352m
H21年2月26日
11時10分〜14時30分
岐阜県 揖斐川町
晴れ時々曇り
”反射板の手前から
 自然な道が続き
 良い林も見られる”
 愚図ついた天気が続いていたが久しぶりに晴れそうだ。

 残している揖斐の山に行く事にし、 揖斐の町から登る「城ヶ峰」と時間が有れば近い「滝谷山」もとする。

登山口の三輪神社(みわじんじゃ)
 8時30分家を出て御嵩ICで東海環状自動車道に入り、 関ICで下り三田洞~椿洞を抜け91号に出た。

 左折し石谷(いしがい)の信号で右折167号に来て左折し、 直ぐ78号に来て右折し本巣を抜ける。

 スムースに走らず結構時間が掛かり、 樽見鉄道と根尾川を過ぎ道なりにカーブし稲富出屋敷の信号を右折した。

 交番西信号で右折303号に入り、 ファミリーマートの先の三叉路を303号と別れ右の旧道に進む。

 両側古い町並みが残り右側杉玉が飾られた酒屋の先、 三叉路に来て城台山公園の看板を右折。

 「日本一うまい水」と書いて有る水飲み場の直ぐ先、 鳥居に来て11時三輪神社に着いた。

 玉砂利の広い駐車場は1台も無く、 止めさせて頂き11時10分歩き始め反対側三輪神社に入りお参りする。
松林寺の前を通過する 弁慶の腕試し石

 右に進むと道路に出て直ぐお寺が見え、 手前に「弁慶の腕だめし石」と書かれた看板と石が置かれ、 お寺入口の石柱には松林寺と彫られ読みは「しょうりんじ」 。
歴史の里の標柱から入って行く ずっと階段が続く

 お寺に入らず先に進むと、 「歴史の里」と書かれた標柱が立ち階段の道が続いている。

 階段が続き何処迄と思った時、 ベンチの所に「この先伐採作業中です、ご注意下さい」の看板が有った。
階段が嫌でベンチの所で左に入る 滑り易い急な道を登る

 通行禁止では無いが左に上がる事が出来、 階段から分かれ入ると急な道が上に続いて、 階段が嫌になっていて丁度良いと 登るが滑り易い岩盤が続き歩き難い。

 登り切ると白い菩薩像と「城台観世音菩薩像」と彫られた石柱、 下に小さな「町史跡揖斐城址」の石柱が有る。
城台観世音菩薩と「町史跡揖斐城跡」の標柱 横には自然石に彫られた句碑

 右横に句碑を見て奥に行くと神社が有り、 その奥に大きなコンクリートの給水タンクが見えていた。

 タンク右手にトラックが止められ伐採作業中で通れ無い、 タンクの左側を回り込むと道は続いている。
一心寺(いっしんじ)の中に入って行く 本殿の左に道が続いている

 直ぐ一心寺と彫られた石板の奥に赤いお寺が見え入ると、 浄財箱の前に猫が一匹寝そべっていた、 この一心寺は槍ヶ岳や笠ヶ岳の開祖とされる、 幡隆上人が天保元年(西暦1,830)に建立。

 お寺の左側から背後に進むと、 「揖斐城址450M」の指標が有り幅広い遊歩道が続いていた。
揖斐城址450Mの指標を見て進む 右側フェンスの有る所を通過

 なだらかな道だが土止め階段の道がずっと続き、 右手フェンスの所を通過すると先に東屋が見えて来る。

 今日は暑い日となっているので、 早速東屋で水を飲んで休むがここは眺望は得られ無い。
東屋に来た、眺望は殆ど無い 幅広い道が続く

 その先も階段の所が有ったが、 その後平坦な両側雑木林の幅広い道が続いている。
東面少し開けるがこれと言うのは見え無い

 右手開け直ぐ下の里が見えていて、その先「白山神社登り口」の石柱に来た。

 興味が有り幅広い道から外れ左に入るが道は狭い、 少しで神社に来たが林の中で眺望は得られ無い。
白山神社登り口の案内で左へ 小さいが造りは精巧で立派な白山神社

 神社は小さいが屋根が銅葺きの社も精巧な本格的造りだ、 奥に道が続き進むと周囲太い木が見られる。
白山神社の背後に進むと太い木の林 遊歩道に戻った所の井戸への案内

 その先少しで遊歩道と合流した、 ここに井戸の指標が立っているが寄らずに先に進む。

 平坦な所に上がると「南の丸跡」の案内が有り、 播竜上人の紹介と石碑が立っていた。
南の丸跡の左に本丸跡へ上がる階段 階段の所に歴史民族資料館へ下る指標

 この上が本丸跡で左に階段が上がっているが右にも道が有る様に見え、 しっかりした道の左に進むと「歴史民族資料館1.3km」の指標が立ち、 西の麓への道の様子。
「城台山」(本丸跡)山頂は広い 「史跡揖斐城址」の石柱が立つ

 一登りで広い平坦な本丸跡に来ると、中央部に「史跡揖斐城址」の石柱と 「本丸跡」の看板が立ち、ここが「城台山」山頂となるが三角点は気付かず通過した、 一心寺の少し上辺りでここには無い。

 今は木が茂り余り眺望は無いが、 往時は北東を覗きぐるり見渡せ敵の情勢を掴めるお城だったと思われる。
本丸跡から奥に平坦で遺構が続く 出丸跡も眺望は得られ無い

 奥に進むと「二の丸跡」や「大手門跡」等、 次々に遺構が有り規模の大きさが窺えた。

 壊れ掛けた井戸の矢印指標が有り、先程の白山神社から遊歩道に出た所に行けると思う、 その先右上にコブが有り道から外れ入ると、「出丸跡」だったが眺望は得られ無い。
木の上に山頂部が見えた 大きな「揖斐城址案内板」が立つ

 戻らず急斜面を降り元の道に合流、 搦手跡(からめてあと)案内を見た先「揖斐城址平面図」が有った。

 暫く平坦な道を行くと少し降り暗部に来たら指標が有り、 右「大光寺」左「城裏」となっている。
下って行くが未だ幅広い遊歩道 暗部の指標は左「城裏」右「大光寺」

 城裏はここの北に有る地名となっていて、 往時は城関係の住居が有ったのではと思う。

 真っ直ぐ登って行くとテレビアンテナを2本見ながら進む、 この辺りから良い林が続く様になる。
雰囲気の良い林に来た

 標高点214mポイントは左山でトラバースし、 気持ちの良い林を登ると反射板に来た。
反射板に着いた 揖斐の町から先遠く赤坂の金生山が見えている

 一部開けているが眺望は余り良く無く、 休まず進むと直ぐの所が少し草木が茂り道に被さり気味。
反射板の先は少し草が被さっている その後は普通の山道となる

 然し少しで明瞭な道になり、なだらかな歩き易い道が続いている。

 一旦降り軽い登りに変わったので、 標高点292P右下の右折ポイント近くに来ている筈だ。
山頂が近くなった 右に曲がるポイントには赤いテープ

 道はコブに上がらず明瞭に右にカーブ、 直ぐ先木に赤テープが2箇所付くが間違える分岐では無いと思う。
こんな道が続くと嬉しい

 暫く平坦だったが登りになってきた、 一旦揺るやかになり叉急登になったので山頂への最後の登りだ。

左「西津汲」と右「飯盛山」
 暑いので堪らず丸太に座り水を飲み休む。

 その先少し分かり難い急登を行くと、テープが何箇所も付いていた。

 空掘り跡の様な溝を越えると、 男性が地図を広げて山座同定をしている。

 北方面が少し開け近い二つのピークは飯盛山と西津汲と教えて頂いた、 この山も未だ登って無い。

 右手の山は何処だろうと言われ、 山頂部少し長いので雷倉その左は花房山ではと答えた。

 帰って調べるとここから雷倉はピラミッド型に見える様だ、 すると右は花房山で左は小津権現山。

 遠くから見えている小津権現山は鋭角なピラミッドに見えるが、 ここからは余り鋭い感じには見え無い。
木の一番奥の山、左「小津権現山」右「花房山」?
「花房山」?

 持って見える地図を出され、 大光寺への道は地図に書き込まれた道では無いですねと言われる。

なだらかな広場の「城ヶ峰」山頂
 どなたかが作られた地図で大光寺指標が有るのは、 確かに標高点214mポイント下の暗部だった。

「反射板下ではないですね」と答えたが、 帰られてメールを頂き「反射板下も道が有った」との事。

 各務原からと言う男性を長々と引き止めてしまい、ごめんなさい!

 大光寺ルートで帰られると言われ、 車道歩きが嫌だから私は来た道を戻りますと言い分かれた。

 直ぐ上が城ヶ峰山頂で12時20分着になっていて、 中央に二等三角点「深坂(ふかさか)」の有る山頂は結構広い。

 然し殆ど眺望は得られずそれに日が陰り風が吹いて寒い、 とても昼食とする気にならず早々に下山開始する。
山頂下の登山道より「池田山」

 三の丸跡手前から指標の井戸に下りる、 危険看板の先急降下すると水が溜まっている井戸跡に着いた。
三の丸近くの井戸への指標 水が貯まっている井戸跡

 そのまま先に進むと狭い道が続いて、 白山神社から上がった井戸の案内の有る遊歩道に戻る。

 東屋が見え三角点辺りで注意し降ると、 東屋手前北側に四等三角点「城台山(じょうだいさん)」が有った。
東屋の直ぐ際に有る四等三角点「城台山」 東屋から降る遊歩道

 国土地理院の白い標柱も囲み石も無く、 コシダが疎らに生えた平らな所にぽつんと有る。

東屋が見えてきた
 ここに東へ遊歩道が有り、 三角点が分かったので朝来た方で無くこちらに降ってみよう。

 道はしっかりと整備されていて、緩やかに降りながら付いている。

 谷近くに来ると分岐となり、 右に降る方に行けば良いと思うが興味が有り左の上がる方に入ってみた。

 歩かれて無いが幅広い道が続き、 少しで水が流れている谷に来ると黒いホースが見られた。

 この先は全く道は無いので、取水用に道が付けられたのだろうか?

 分岐に戻りジグザグに降ると東屋が見えてきて、 その先大きな公園となっている。

 天気も回復して暖かくなっているので、東屋で遅い昼食を取った。

 近くに植樹だと思う椿が咲いて、下は広場だが特に何が有ると言う公園では無い。
播隆の森公園

 遠くは揖斐の町の先に山が極端に削り取られた赤坂の「金生山」が見えている。
東屋より金生山を望む

 公園に降りると句碑だと思うのが見られ、 叉広場の先にトイレの様な建物が有るが他に特に無い。
公園に咲いていた椿 満開の梅林を見ながら車道を下る

 舗装道に出て降って行くと左上に神社が有り、 入り口の石柱には白山神社となっていた。

 舗装道を進むと白花だけの梅林が有り、 ミツバチ飼育の箱が幾つも置かれてブーンと羽音がしている。
竹林を通過

 然し蜂が飛んでいるのは見掛け無い、その先両側背丈の有る竹林を通り集落に出た、 先には揖斐小学校の白い大きな建物が見え、この道は一心寺に続く道の様だ。

 最初の民家の先に用水路だと思うコンクリート蓋が続く道が降っていで、 ショートカット出来ると思い入る。
用水路の蓋の上を下りて行く 見事な石垣の長源寺の横を通過

 突き当たり右に進むと立派な石垣が見られるお寺へ来た、 入口の石柱には「無量山長源寺」となっていた。

「播隆の森公園」には椿の木が多かった
 直ぐ先が揖斐小学校で、14時30分駐車した三輪神社に戻る。

 その後「滝谷山」登山口の野村坂峠(花立峠)迄行ったが、 時間が遅く登らず帰った。

 峠一帯公園として整備中で、滝谷山登山口も立入り禁止の看板が立っている。

 峠の案内図に色々コースが有り、 滝谷山コースも見られ公園化されているかも!

 今日下りた公園を調べると、「播隆の森公園」と言う様だ。

 揖斐城址の規模は大きく遺構も残っていて、往時が偲ばれる貴重な城跡。

 反射板手前から良い林が広がりほっとする、道も自然で良い雰囲気で山歩きが出来た、 帰りに降りた播隆の森公園は特に何も無いが、 初めての道をを歩きたい方には良いと思う。

 大光寺に降りられた各務原の方から、 車道歩きは10分程度と教えて頂き、あちらのコースも良いかも。
城台山と城ヶ峰


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本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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  出会った花:  ・ツバキ


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