194
黒 岳
(くろだけ)
795m
H19年4月19日
14時15分〜16時15分
岐阜県 郡上市
晴れ
”アップダウンが
  何度も有り
  飽き無い道”
 岳山を降り黒岳に向かい63号を256号和良町方面に走るが、 入り口が分からず止って地図を見る。

六角形?の建物
256号から入る三叉路、左が集会所の様な建物
 余りに良い道なので厚波(あっぱ)林道入り口と思わ無かった所が、 三庫(厚波)の指標が立ち矢印が書かれ黒岳への分岐だった。

 ここには新しい集会所の様な建物と、 向かいにこれも新しい鳥居や神殿が建っている。

 舗装された良い道を走って行くと、道端にキクザキイチゲが咲いていた。

 先に進むと野々庫集落の道端にニリンソウが咲き、 この辺りは珍しい花では無い様子。

 何軒か家の立つ所を過ぎ道は細くなるが、 それでも舗装された良い道が続いている。

 左に立派な「黒岳登山口」案内が立ち、 沢に丸太4本が架けられ渡ろうとしたが朽ちて危なく止めた。

 先の沢沿いに道が有る様に見えるが定かで無い、 入口の橋の状態では最近歩かれているとは思え無い。
菊咲一華 立派な案内だが今は歩かれいないのでは?
道路沿いに咲く「キクザキイチゲ」 峠への途中の黒岳の案内

 興味は有ったが既に2時近くになっていて、 時間が無いので峠から登る事にする。

 峠に着くと手前に脹らみが有り駐車出来、 ここに止め14時15分歩き始めた。
かない危ない状態の橋 大きな道の脹らみ
登山道と思う丸太の橋は朽ちている 峠の直ぐ手前の脹らみが登山口

 何処から尾根に登るのかと車道を歩いて、峠の先端を過ぎると 林道が有り鎖が付いている、林道に入り山を見ても急で登る所は無く、 テープが付く所も有るがかなり急だ。

 駐車した所に戻り山の際へ行くとタイヤが1本置いて有り、 何となく踏み跡らしいのが感じられる。
気の切れ端もあり綺麗でない 距離は短いが小枝を掻き分けて入る
タイヤが有り雑然とした感じの登山口 尾根に取り付いたが道ははっきりしない

 ここの取り付きは急だったが難なく尾根に上がると、 雑然としているが歩けそう。

 少し入ると道らしい踏み跡が有り、 なだらかに降り乍進むと緩やかな登りと変わり桧林の中に入ると、 周りはシキミのクリーム色の花が目立っている。
歩き易い道となって来る 先に尾根が見えているので目指せば良い
薄いが道らしいのが出てきた 桧林の中を左山でコブを巻く

 この先コブが有るが尾根方向は右で、 コブに上がらず左山でトラバース道が有りそうだ。

 桧林の中で何処でも歩けるので適当に右に進んで行く、 道は有るような無いような感じ。
樒 尾根道を忠実に進む
杉林の中はシキミ花が目立つ 又尾根を進む

 僅かのコブなので真直ぐ上がっても良いと思うが、 少し楽して又尾根に戻り進んで行くと左側の樹間に尖ったピークが見え、 赤い色の人口物が有る様に思える。
かなり尖ったピーク 尾根が境目
山頂奥の二つ目のピークが見えている 大きく伐採さた所に出た

 あれが山頂かと思い地形図を出して確認すると違い、 山頂から奥に行った二つ先のコブ。

 アップダウンをしながら尾根を進むと、突然大きく伐採され広々とした所に出た、 下の林道の所迄伐採され林道には重機が見え、最近作業が終了したばかりの様子。
顕著な山が無いのが惜しい
伐採地から南方面が広がる

 切り開かれた方向は南面なので顕著な山は見え無いが、 ずっと山波が続いていて素晴らしい眺めだ。

 ワイヤーが未だ残っているので尾根道に登れず、 左山で伐採斜面を通り廻り込んでコブに上がる。
岩が出てきて細尾根となる 急登は距離は短い
尾根が細くなる 急登が続く

 細くなった尾根道を行く、 岩が出て来るとイワカガミが見られるが早い様で花は咲いて無い。
道は捜さなくても解る 変わった岩だ
あれ!道が無い・・右側に有った 右に巻いて下りる、振返り撮る

 大岩が有り道が無いと思って進むと、右に急降下し岩を回り込み続いてその先 最後の短い急登を終えると、15時05分「黒岳」山頂に着いた。
距離は無いがかなりの急登 小スペースの山頂
最後の急登 結構広い「黒岳」山頂

 杉林の中の山頂は手前に三等三角点「戸部(とべ)」と、 奥に石積みが有りそこには自然石が置かれているが何も彫られて無い、 石積みの様子から元は社が有ったのだと思う。
回りは何も置いていない三角点 自然石は後から置かれたものだと思う
黒岳山頂の三等三角点「戸部(とべ)」 石積みの祠跡

 眺望は全く得られ無い、良い山頂だと思うので見晴しが得られ無いのが惜しい。

無理して上がってみたが眺望も無い
山頂奥から二つ目のコブも境界石柱だけ
 途中で見た赤い人工物と思うのが気になり、 道は薄いがザックを置いて先に進んでみた。

 降り軽く登ると最初のコブに来た、境界の石柱だと思われるのが見られる。

 その先は急降下だ一瞬止めようかと思ったが、人口物の興味に勝てず先へ進む。

 大きく下り急登となると倒木が遮って、 戻ろうと思ったがここ迄来てと思い直し無理に登り越えた。

 その先枯れ木を潜りピークに上がったが、境界の石柱以外何も無い。

 先に進むと直ぐアカヤシオが咲いている、 人工物と思った赤い物はこれだった様だ。

 この先急降下でアカヤシオとタムシバが多く、 花が見えるがこれ以上進む気にならず引き返す。

 山頂に戻りザックを背負って来た道を戻り、16時15分車に戻った。

 林道の峠から入った所は道もはっきりしなくてどうなるかと思ったが、 その先尾根道は分かり易い。

 山頂で東北方面が切り開かれると、 良い山歩きの対象となると思うが今の状態ではお勧め度は低い。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  出会った花: ・イチリンソウ ・シキミ ・アカヤシオ


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