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顔戸山
(ごうどやま) 250m
八王子山
(はちおうじやま) 290m
H19年1月4日
11時10分〜13時30分
岐阜県 御嵩町
晴れ
”近くの超低山でも
  周回にすると
 ワイルドで面白い”
 正月の酒を抜くには、 山に行って水を多く飲むのが良い方法だと思い急遽出掛ける事にした。

道路の直ぐ近くに有り分かり易い
登山口の八幡神社
 時間的にも体力的にも近くで簡単な山が良い、 御嵩の八王子山に行き余裕が有れば川辺の愛宕山にも登ろう。

 10時30分家を出て、 83号花フェスタ記念公園ゲート東口を通り21号に来て左折。

 少し先の右側に大きな「八幡神社」の石柱が立ち、右折し入って行く。

 右にゴルフ練習場を見て突き当たると、八幡神社に着いた。

 ここから登り顔戸山から八王子山に行き、西の日吉神社への周回とする。

 この辺り車を止める場所が無い、 道路の膨らみに駐車したが車の通行は少なく邪魔になら無いと思うが?

 道路際に立つ鳥居を潜り歩き始め、 拝殿を右手に回り込むと奥に道が続いている。
右に回り込むと立派な道が見える 良く整備された道
拝殿の右に回り込む 幅広い道が有る

 右に「タイムカプセルが埋めて有る」の標柱を見て、 幅広い道を進むと左手に小さな社が有った。

 社は北野神社と書かれていて、 ここから真直ぐの急な岩の階段状の登りが始まる。
色んな神様が奉ってある 石段迄が急な岩の道
北野神社、ここから岩の急登 奥の院手前の石段

 道は幅広く足の置き場が作られているので登り易い道だが、 お年寄りは困るような急坂だ。
平坦な広場にびっくり
立派な奥の院、この左手に山への道

 途中から石段となるとその先少しで、 広く平らな場所に新しい社殿が建つ所に来たが、奥の院の様子。

 急な道の奥に有るとは思え無い立派な建物なので、 おかしいと思ってひょいと左を見ると車が通れそうな道が来ている。

 この道で資材を運んだのではと急な道を降ると、 登ってきた八幡神社直ぐ西側「顔戸保育園」横に出た。

 車で登れそうなので、道端に駐車するより安心と車を移動する。

 最後の急カーブが曲がれず少し苦労したが、奥の院の広場に駐車した。

 社の左手に裏の林に行く道が微かに有り、 余り歩かれている様子は無いが入って行く。

 道は平坦で木も密集して無いので歩き易い、 どんどん進んで行くが目印テープは付いて無い。
林の中はあまり歩かれていない このテープは目障り
道は一気に薄くなる 茸山入山禁止のテープ

 登りになってくると少し右に曲がった、 この辺りから茸山の入らないの合図テープが目立つ様になる。

 倒木が有ったりして道が不明瞭な所も有るが、尾根を外さ無い様に進んだ。
三角点は道の直ぐ先なので見つけやすい この三角点がどうゆう物なのか知りたい
道の右奥に有る三角点 三角点には何等が入って無い

 右に左に薄い道を拾いながら登ると緩やかになり、右奥に石柱が見えている。

 寄ると石に「三角点」とだけ彫られ何等は入って無く、反対面は「東○」で下の文字は読め無い、明らかに良く見る三角点とは違う。

 事前に国土地理院の基準点を調べたがここには何も無かった、 どんな目的の三角点なのか?
2008.2.9 群馬の舘沢様より連絡頂き、 鉱山測量用の三角点と教えて頂き、読めなかった〇は「鑛」と彫られ東鑛=東京鉱山監督局、詳細は京都上西様のサイト「三角点の探訪」の鉱山測量の箇所に記載。
 尚後日上西様より連絡を頂き当地に来て調査され、ここの三角点が「三角点の探訪」に掲載されています。

顔戸山の標柱 反対面は「茸山標柱」

 少し先に行くと「顔戸山」の白い標柱が立ち、反対面を見ると「茸山標柱」と有るので山頂を表すのでは無く、茸山のテリトリーを示す物。

 先程の三角点の有る所が「顔戸山」山頂で良さそうだが、高い所で無いので山頂と呼ぶのはやはり合わ無い。
御嵩城址展望台からの御嶽山は上部だけ、白山は頭だけ見える
顔戸山より左側白い建物が御嵩城址展望台、一番奥の山は屏風山

 南東方向開けていて山の上に白く御嵩城址の展望台が見えている、 その奥の山は屏風山の様子。

 山頂部を緩やかに進むと軽い降りとなり、 やはりテープが張って有るのでそれに沿って歩いて行く。
この辺りは簡単に道が拾える テープがずっと張られている
軽く降って行く 茸山のテープに沿って道が有る

 鞍部に降り八王子山への登り来ると真直ぐに道は無い、 左右に道が有る様に見えるが右の方が濃い道だ。

 然し右は左山で降って行く様な感じで、 道の薄い左方向に入ってみると木にテープも付いている。
尾根に上がると思いながら進めばこのポイントは判る 白い透明なテープ
左山の細い道、ここから左に上がる 木にテープが付けて有る

鳥居まである神社だが小さい
山頂部の八王子神社
 只直ぐ先で道は消え、 無理すれば登れるがこれは違うと戻り右の降り気味の道に入った。

 崩れた狭い道となるがこれも僅かで直ぐ一本の倒木が横たわっている所に来ると、 真直ぐの道と分かれ左山方向にも道が登っている。

 茸山用とは違う登山道用のテープが木に付けられて、 方向は山頂方向に続いていた。

 真直ぐは良い道が続いているが何処に出るのだろうか?

 左の山頂方向に急な斜面を登って行く、 道は薄いが外す事は無いしテープも続いている。

 少しで登り切ると平坦な左右に広い林の中に出た、 南方向に青い人工的な物が見え左へ進む。

 青い屋根の小さな社が有り八王子神社だ、 林の間から御嵩インターが見えている。
八王子神社から御嵩インター方面

 三角点は山頂部の北なので戻り、 登って来た所を通り過ぎ北の端辺り迄来ると林の中に有った。
道はほぼ中央に付いている ここにもビニールの飾りがある
山頂部を北の端迄行く、道は付いている 「八王子山」山頂三角点「比衣」

 三等三角点名「比衣(ひえ)」、これから降る日吉神社下の集落の名前が比衣、眺望は全く無く三角点の背後に周るも降って行くだけで、眺望が得られる所は無さそう。

 戻り八王子神社で休むも南面が開けるが御嵩IC以外特に何も見えず、もう少し眺望が得られると良いのだが!
急だが道は歩きやすい良い道 ここから山頂神社までそんなに距離は無い
こちらの道は良く歩かれた道 大岩が有り蝋燭立てが置いて有った

 社の西に降る道が有り入る、道は明瞭で随分歩かれ結構急な道をジグザグに降って行くと大岩が見えてきた。

 回り込むと蝋燭立てが置かれ山頂方向を向いて、 八王子神社信仰の遥拝所の様子。

 大岩から左に折れ歩き易い道を降ると屋根が見えて、日吉神社の手前の舗装道に降りたがここに指標は無い、社殿に入る手前の道が鋭角に曲がっている所。
初めて来ると八王子神社への道は見付け難いと思う 境内は綺麗に清掃されている
社殿の東側、写真の中央辺りから降りた 日吉神社

 大きな社殿が建ち、敷地もかなり広い立派な神社だ、拝殿の正面に石柱が有り正面には「日吉神社」右側面に「頂上八王子神社」と彫られている。

 右側に八王子神社遥拝所が有り、 八王子山と付いている位なので八王子神社は重要な位置付けの様だ。
大木も有り古い神社のムードがある ここには何も書かれていない
真直ぐの参道から社殿を振り返る 日吉神社参道入り口の鳥居

 社殿の正面石柱の所から真直ぐに石段が降り、 舗装道を横切り降って行くと神社入り口の鳥居に来る。
のんびりした里のイメージ
龍現寺を見ながら比衣の集落を歩いて行く

 戻るのは左だが、 興味が有り車道を右に登ると直ぐ駐車スペースと思う所が有った。

 その先左に道を見送り進むと分岐が有り、 直進広いが右に入ると拝殿迄車で行ける。

 然し駐車スペースに車を止めて、 鳥居を潜り石段を登った方が情緒が有ると思う。

 戻り鳥居の前を過ぎお墓の横を通って、 左に龍現寺を見ながらのんびりした比衣の集落を戻って行く。

 八幡神社に戻ると男性が餅を持って山の方から戻ってみえた、手に鏡餅を持たれ「猪に食べられた」と言って見せられる。

 先程比衣の集落の1軒の庭に猪が紐で繋がれ鳴いていた、 こんな集落に近い所にも猪が出ている様だ。

 男性は神社の世話係りの人で、 秋の例祭の時は六角の神輿を担いで奥の院への急な道を登るとの事。
鳥居の額には日吉神社と書かれている
里の鳥居から八王子山と右顔戸山、日吉神社へはここから北へ

 毎年「体育の日」前日に祭りが有る様なので、どのように登るかを見たいものだ。

 茸山の標柱とテープが有ったと言うと、「最近は松茸は出て無い」と言われた、再び急坂を登り13時30分奥の院前に置いた車に戻った。

 八王子山に登るだけなら、日吉神社から登れば道は明瞭で簡単に登る事が出来、顔戸山周回とすると少しワイルドとなり、ルートファインディング好きな人には面白いのでお勧め。

 八幡神社の駐車は道の向かいの空地が、神社の駐車場で3台程止められる。
 (帰りにお会いした神社の世話係りの人は止めて良いと言われた)

 私が止めた奥の院の駐車スペースは広いが、 登るには4W車で無いと厳しいかも?又茸の時期に注意。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  出会った花:  無し


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